2018年 04月 20日
アレックス来日 2 |
前日の話し合いの通り双子に移動することになったので、瑞牆のボルダーを登り足りないノースのお二人と朝活へ。
何やら瑞牆門のとこは登れないとのことなので、嘆きの岩に行った。朝5時起床。眠い。
当然めちゃ寒いので、ラジオ体操して体を温めて1級のスラブでアップ。昔は「簡単だなー」なんて思ってたけど、
カンテを使わずに登ったらちゃんと悪かった。
んで嘆きの壁 三段
遥か昔に登ってるので首尾よく再登。元々二段の課題だし、元のグレードに戻してもいいんじゃなかろうか?
んで早速やるのがないので嘆きの壁のSDをやってみた。
下の石に座って届く範囲のホールドを適度に選んでスタート。合流までニ手。そんなに悪くない。
結局核心は嘆きの壁の核心だった。嘆きの壁より少し難しい程度かな?
あとはグダグダして6時半頃に終了。朝食へ。
ここから双子まで三時間近く。途中の杉林から花粉が煙のように立ち昇ってて驚嘆した。外に出たらショック死するんじゃないか?
双子は何気にフラットマウンテンぶり。この日はなんとなんと貸し切りで、ツアー一行満喫させてもらう事に。
アレックスとユージさんは代わる代わるどんどん先に行ってしまうので、僕はついていくのを諦めのんびりやらせてもらうことに。
悪魔のエチュードとホテル二子でアップ。しばらくルートをやってなかったからか、ホテル二子でもはや激パンプ地獄に落とされた。
なんとか頑張ってまだ登ってなかったおいしいよー 5.12c
アレックスが登るのを見てたので、パンプする前に登る作戦で高速クライミング。何とかフラッシュした。
もはやパンプ星人になってしまったのと、花粉症の症状がキツいのでしばらく休憩。
一回唐獅子牡丹もやってみたけど核心で普通に落とされ、その後パンプ星人につき、ヒーヒー言いながら抜けた。
余りに持久力がないので、京大ウォールで長物をちゃんとやる決意をした。ってか今やり始めました。
その後は腕も鼻も目もヤバいので終了。
アレックスは振り返るな、と任侠堂をのぼってホクホクしてた。やっぱ石灰岩好きなのね。
暗くなる前に下り、小鹿野のクライマー行きつけの見せで夕飯を食べこの日は解散。
僕は東京まで戻って、友達の家に留めてもらった。
3/30
午前中、友達の買い物に付き合ってから、新幹線で京都へ。家と学校で用事を済ませてから梅田へ。
トークショーの会場は梅田の駅前で豪華。流石大御所ハコが違うぜ。
急遽壇上に引っ張り出されたりもしたけど、トークショーは淀みなく終了。
僕もちゃっかりサインをもらった。筆箱に。これで毎日見れるな!
長電話する用事があったので一旦離脱して、後から打ち明けに合流。終電ぎりぎりまで粘って帰った。
さて、初めてアレックスに会って、やはり一番意外だったのが、石灰岩が好きだという事。
今回彼と話してみてわかったのは、ソロイストとしてのアレックスとクライマーとしてのアレックスが全く別人だという事でした。
エルキャプをフリーソロした彼の精神の片鱗に触れられることを期待していただけにそこはちょっと残念。
ただし、彼が二面性をもっているという事以上に、ソロイストとして大切なのは、彼がその側面をちゃんとコントロールしているという事でしょう。
彼はクライミングのプロとして生活していく上で、自分の好きなスポーツを通してではなく、ソロを通して自分を表現してゆく方がいいと判断したと言っていました。
モチベーションに振り落とされることなく、ただ仕事としての誇りでソロをしている。そんな印象を持ちました。
賢い、という表現はあまりしっくりこなくて、やはり、冷静、と言った方が適切なんじゃないかと思います。
それと同時に今回彼がどれほどクライミングを愛しているかという面も覗き見ることができました。
メディアを介してしか知らなかった彼の別の一面を見ることができた、それだけで僕は今回同行させてもらった価値があったと思います。
by sarutheomon
| 2018-04-20 13:39
| 瑞牆