2018年 04月 02日
恵那 |
一週間以上前の話・・・
二週連続で恵那withハヤッシーさん
勇者ヤマヤマ氏の牙がもがれてしまった今、僕は京都軍団への移籍を画策中。
朝8:00に百万遍で合流して「SDスタートって謎だよね」などの話題で盛り上がりながら岩場へ。
今回はまだまだやってない課題が多い里エリアへ。
もはや景色が白くかすむほどの花粉と、シーズンの終わりを告げるポカポカ気温でコンディションはあまり良くないように感じられるけど、カラッとしてるからそこまで悪くもないかな?
以前3級ツアーで登ったいくつかの課題でアップしてゴシック 四段+にトライ。
見るからに一撃できそうだったので、気合を入れてトライした。・・・がヒールが抜けてあえなくフォール。
気を取り直してもう一回下から。今度は気を付けてヒールをかけたお陰か、安定して登れた。
かねてから易しいと言われていたゴシックだけど、確かに易しかった。二段説がささやかれるものわかる。
個人的には優しめの三段に感じた。
凄くいい課題だし、いい課題には適切なグレードが付いていてほしいので今回はあえて意見を描かせてもらった次第です。
んで次に前回前来た時に敗退したパンドラムのSDプロジェクト。
ムーブを一通り確認して下からガンガンつなげる。ハヤッシーさんはパッションに旅立った。
最初はパンドラムのスタートのポケットを取ってからのスイングが出来なかったけど、だんだん力が出てきて止まるように。
何回か核心の終わりまで迫ったけど、どうにも決めきれなかった。気温が落ちるのを待つべきだったか・・・
5時前くらいにポケットに指を割かれて敗退。うーこの日登るつもりだったから悔しい!またやりに来ねば!
既に終了モードに入りそうだったけど、まだまだ時間があるのでバンガランへ。しかし濡れてた。
迷った挙句、ヤタノカガミ 四段に大移動。めちゃ遠くて途中休憩を挟みながら何とかたどり着いた。
夕方のぬめぬめタイムに入ってしまいかなり苦戦したけど、何とかムーブを解決した。
ここらで完全に暗くなってしまったのでナイトモードへ。
手持ちのライトが少なかった(というか実質一つ)のでリップから上が真っ暗だけど気にせずトライ。
・・・が、指皮がダレてきていたのと、疲労で全然つながらない。
花粉症の症状も酷くなってきて、くしゃみが止まらないので、イライラもマックスに。
これはいけないと少し長めにレストを取って気持ちを落ち着かせた。
これが良かったのか、次のトライで核心の左手のカチが止まった。
そこからはもう必死で、ランジをギリギリ止め、真っ暗でホールドが見えないマントルを這いずり上がった。
途中何度か諦めかけたけど、最後まで振り絞った会心のクライミングだった。久しぶりに岩の上で叫んだ。
やはり最高グレードでなくても、長年打ち込んだ課題でなくても、ベストな状態でなくても、その時のあらん限りを尽くすクライミングは最高だ。
真っ暗な中、月明かりを頼りに取りつきまで降りてきて移動。
パッションを終え里エリアに戻ってきたハヤッシーさんと合流してからユビサキキ 三段。
これも見るからに一撃できそうだったのと、瀕死の左手があまり重要でなかったので気合を入れてトライ。
結果かなり安定して一撃できた。もはや足残った。
ゴシックと言いユビサキキと言い、グレードが甘いのはそうなんだけど、それでも僕もある程度苦手だったカチを克服できたようだ。
最後の追い込みという事で駐車場から近いかけながし 初段にトライ。
超絶地味な上に細かいカチをゴリゴリ保持るというなんとも味のある課題で案の定ハマった。
このタイミングでこのホールドかよ・・・と心が折れそうだったけど、瞬間的に全力の保持を発揮して登った。足も手も痛すぎる。
これでは終わらずさらにフー 初/二段。
これまた細かいカチ保持系で泣きそう。ってか普通に悪い。
二人とも変なスイッチが入ってしまい怒涛のトライを重ね、何とか登った。
流石に22:00近かったのでここで終了。なんと11時間も登っていた。
いつも通り下のコンビニでカップ麺を食べ、1時過ぎに帰京。とてつもなく充実した日曜日となった。
僕は翌日卒業式だからいいものを、ハヤッシーさんは普通に仕事だ。社会人クライマーに必要なのはモチベーションとそれに伴う体力だ。
by sarutheomon
| 2018-04-02 09:25
| 恵那