2018年 03月 15日
The North Face Cup 2018 |
毎年恒例ノースの本選に行ってきた。今回で5回目とか??
こないだの鳳来で勝負靴に穴開いちゃったし、京大ウォールのレンタル靴の10年もののソリューションを召喚するも、直前のシエスタにてベルクロがブチ切れるというアクシデントに見舞われた。結局左足スクワマ、右足ソリューションという組み合わせに。
もはや左足のスクワマもつま先に小さな穴が開いてるけど、そんなことも言ってられない。出るしかないのである。ノースは。
ちょっと準備不足感は否めないけど、今年はツアーに行ってた訳ではないので、調子が悪いとか言い訳することはできない。なんとしても予選は突破せねば。
年々参加者が増えているせいか、D1はなんと17:30スタート。ということでのんびり京都発。
リニューアル後初めてBCに行ったけど、二階にも壁が出来て、とてつもない壁面積になってた。
前々から凄いとは思ってたけど、ますます凄いジムだ。
絶対に落ちる訳にはいかないので毎回予選は緊張するけど、蓋を開けてみれば4位通過。
各方面から「意外と・・・」と言われたけど、我ながらびっくり。
登り自体は、なんかプルプルしてるし、ムーブミスってるし、同じ課題の同じとこで何回も落ちててそれほど良くなかったから、余計に驚き。
そもそもシューズ左右違うしな・・・
東京粉末の魔法の粉に助けられた疑惑が浮上してた。
結果的にはこの予選で相当出し切っていた様で、翌日は背中と上腕が筋肉痛になった。
んで、翌日の準決勝。こっちは完膚なきまでにボコボコだった。なんと2完登!
いろいろ反省はあるけど、やっぱ予選で出し切ってしまったのが一番良くなかった。ううう・・・無念。
上腕に関してはこれを書いてる木曜日になってもまだ痛いので、軽く痛めてたかも。予選でプルプルしてたのはいつも以上に力が出てたからか?
とにかくクソみたいな登りして、しょんぼりして19位で終了。
日曜のうちに家に帰り着きたかったので、D3決勝に出てたRyoちゃんの応援をしてそそくさと退散した。
ちなみにRyoちゃんは優勝してた。あの舞台であのダブルダイノを止めたのは凄い。長野に逸材が現れてうれしい!
という感じで今年のノースは終了。年々規模が大きくなってるのに、しっかり大会が成立してるのは本当に凄い。
BCスタッフの方々お疲れさまでした。
そして唐突ですが、僕は今年でノースフェースカップ卒業です。
要因は色々あるのですが、理由としてはノースから「もう出なくてもいいよ」という許しが出たからです。
元々僕は長崎国体でコンペを完全に引退したつもりだったのですが、ノースお世話になっている以上、ノースフェースカップに出る義務があったのです。
その頃はノースフェースカップに出られる男性アスリートが僕しかいませんでしたし。
ただ、トモアも入って来ましたし、僕自身片手間でコンペの結果が出せる程の実力が無かったので、そろそろ引き際ではないかと思っていました。
何年か前から、もう卒業したい旨をノースにお願いしてきましたが、今年ようやくOKが出たという次第です。
最後のノースフェースカップでいい結果が出せなかったことは残念ですが、この5年間よくやったと自分では思っています。
一つ仕事をやり終えた、今はそんな心持ちです。
僕は外岩クライマーですが、なんだかんだ小学生の頃から細々とコンペに出続けてきました。
僕は割と緊張してしまうタイプなのでコンペの度に精神的な苦痛を感じてしまい、コンペはあまり好きになれませんでした。
ノースはちょうど外岩や遠征の時期と被っていたので、クライミングを楽しむ上での障害のように感じられてしまうこともありました。
ただ、コンペそのものを全く楽しめなかった訳ではありませんし、結果が出た時は素直に嬉しかったです。
普段コンペの会場に姿を現さない自分に、ノースの会場で声をかけて貰えた時も、来てよかったと思いました。
ちゃんとトレーニングに励むモチベーションにもなっていました。
ただ、クライミングに充てられる時間が限られている中で、やはり僕は自分の活動の主たる場であるアウトドアに集中すべきだと思っています。
これまでお世話になったコンペスタッフの方々、一緒に出場した選手の方々にお礼申し上げたいと思います。
そして皆さま、また岩場でお会いしましょう。
by sarutheomon
| 2018-03-15 18:34
| コンペ