2018年 02月 03日
遺伝 2 |
12/29
特にこの二段がいい課題だった(名前不明)
んで、昨日のランジ課題にトライ。
とにかくぴょんぴょん飛びまくるも、中々止まらない。結構惜しいトライを繰り出しつつもあと一歩及ばない。
時間が経つにつれ気温が上昇し、夏のような陽気になってきたのでここで敗退。うーん残念。
これはまたやりに行かねば!
ションが初段くらいのを掃除し、初登したとこでDrink the Seaのエリアに移動。
鹿児島・大分チームは既に到着してセッションが始まっていた。
前回のムービーを見た方はお気づきかと思いますが、今回のメンツは完全に前回お世話になった方々です。カメラマンのFさんとノースのNさんも居るので完全に2月のツアーの再現です。
沢山登りたいションに一通り案内して、僕は単身ハーネス、ロープ、ギアを持って奥のタワーへ。
斜め上からのタワー(ドローンで撮影)
今回鹿児島にもう一度来たのはこのタワーを登る為でした。
二人とも昨日のなんば&空港ダッシュで足が筋肉痛。
昼頃に鹿児島・大分チームが合流するので、それまで昨日のエリアで登って待つ。
アップで既存の課題も含めて二段くらいまで登った。
前回のツアーで発見して、残念ながら時間切れでトライできなかったものの、それからずっと頭の隅とは言わず、ずっと引っかかっていた岩でした。
波打ち際に佇む、異様な12 m程のタワー。その前傾面には見事にホールドが繋がっていました。
正に「出会い」だと思いました。
ロープを担いで裏の5.8くらいのラインを登り、岩角を使ってロープをフィックス。
上からラペルしながらホールドをチェック。幸い岩質はかなり良く、表面に着いた塩を少し取るだけで済みました。
ただし核心になると思っていたセクションは思いのほかホールドが悪く、グリグリでムーブを起こしてみてもすぐには解決出来ませんでした。
僕は正直このラインをグランドアップで登れない事を心苦しく思っていましたが、安易にトライしなくて良かったです。
結局3手程だと思っていた核心部は結局6手にもなり、そこだけで初段か二段くらいはあると思います。
一通り掃除をし、リハーサルを終える頃にはFさんとNさんのスタンバイも済んでいました。
あろうことか僕は上着を忘れてきてしまったため、少しレストをした後、他の皆が来るのを待たず登り始めました。
見ているのは二人だけ、とても静かで集中しやすい環境でした。
核心手前のガバで十分に呼吸を整え、時が満ちるのを待ちました。約十年前、イギリスで正にBlack Outにトライしようとしている自分を思い出しました。場面を思い出したわけではなく、ただ「あの時と同じ気持ちでいる」と感じました。
フィックスロープを使ってムーブを起こしている時よりもロープのテンションが無い分すこしムーブは難しく感じました。甘いハイアンダーを悪い足で効かせる核心のムーブはなかり集中力を使ったと思います。
それでもやはり、かなりよく集中できていたと思います。恐怖も熱意も上手くコントロールし登り切りました。
気づけば鹿児島・大分チームが遠くから手を振っていました。
こんな素晴らしい課題を初登できて、本当に良かったと思います。
名前は「遺伝」。グレードはちょっと付けられない系なので・・・・
課題名の由来はちょっと長くなるのでRock Climbingの方にでも書こうと思います。
降りてきた後は皆集まって記念撮影。
こんな危ないクライミングをやらせていただき、改めてローカルの方には感謝しかありません。
この一本で完全に覇気を出し切ってしまったので後は基本のんびり。
最後に二段くらいのを一本初登して終了。帰りの登り返しが筋肉痛の足に響きました・・・
温泉とおいしい海産物を堪能し、夜は少し修論をやって就寝。
by sarutheomon
| 2018-02-03 15:30
| 鹿児島