2016年 09月 05日
襲撃 |
大畠谷の翌日から研究集会、実習のアシスタントと相変わらずのサル左衛門です.
なんだかんだ登るのが不定期になっているので痛めていた指が治りました.いいんだか悪いんだかよくわかんないぞ.
んで、実習のアシスタントで行った千葉での話し.
オチから言うとスズメバチに刺されました.三ヶ所.
実習は安房清澄の山奥で地質調査をするというもの.僕としては泊まり込みのバイトという感じです.
実習なんでゾロゾロと列をなして山の中を歩き回るわけです.巣が近くにあったかどうかはわかりませんが、誰かが挑発したのか20人分の恨みが限界に達したのか、最後尾にいた僕含め四人ほどがスズメバチに襲撃されました.
そりゃもう不可避の速攻でしたよ.ケツから無慈悲の体当たりを受け右足二ヶ所、その右足を見下ろした拍子に後頭部をブスリと刺されました.
もう太ももに針を刺した状態で暴れ回るスズメバチはトラウマものでしたよ.点滴と筋肉注射がいつもより怖くて無駄に緊張しちゃいました.
そこからはもう全力疾走で逃げました.ハチに出会ったらジッとしろって言うじゃないですか.いやそれはそうだと思いますけども、それはハチを怒らせないためであって、怒ったハチに対してジッとしてたら、それこそハチの巣にされちゃいますよ.
10mくらいはスズメバチが追っかけてくる羽音が聞こえて怖かったですね.んでそれを振り切って大回りで帯が待機してるとこまでいったとこで声が出なくなってる事に気付きました.
そこからはもう視界が霞むわ顔がパンパンになるわ目も当てられない感じに.今思えば全身に発疹が出てたし、アレルギー体質なのかも.
足に関してはポイズンリムーバーで毒を吸い出せたけど、後頭部は髪の毛があるから吸着できない.暫し迷った後、坊主にすることも辞さぬ構えで髪の毛切ってもらいました.よく見ると僕の後頭部ハゲてます.
んで救急隊待つこと1時間.遅い!山奥だと本当にロクなことないな.どうやら担架を運ぶのに時間がかかったらしい.この頃には声もちゃんと出るし歩けるようになってたので、結局歩くんかいっ!と言い言われながら山を降りた.救急隊の方々ご苦労様でした.
んで人生初救急車.足の患部を出すためにズボンを脱いだらヒルに噛まれまくってた.救急隊の方苦笑い.病院でも「どれが刺された場所ですか?」なんて聞かれる始末.
んで病院行って注射してもらったら発疹も引いて翌朝には声も顔も元どおり.1日宿で安静にした後京都に帰ってきました.
まぁ刺された事に関しては団体行動だった以上しょうがないと言いますか、ある種常に付きまとうリスクみたいなもんだと思います.ただ今回感じたのはポイズンリムーバーの重要性.これですよ.
刺された四人計8ヶ所を比較すると毒を吸い出せたとこと吸い出せなかったとこの腫れ方の違いは一目瞭然.その後の痛みの残り方も全然違う.
残念ながらこのサル左衛門、心構えがよろしくなかったせいでポイズンリムーバー持ってなかったのですが、これからはちゃんと携帯しようと思います.(今回は先生の借りました)
クライマーのみなさん!ポイズンリムーバー有能でっせ!ちゃんと携帯しましょう!
by sarutheomon
| 2016-09-05 01:10
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